車を手に入れるためには車両代金がまず必要となりますが、車を買ったあとも様々な車を維持するための費用が発生します。
つまり車を買うお金だけがあれば良いわけではなく、車を買った後に発生する維持費用をまかなえるだけの予算が必要となります。
このページでは大学生が車を購入した場合に発生する維持費の目安を、軽自動車・1000ccクラス・1500ccクラス・2000ccクラスと排気量の大きさに分けて紹介させていただきますので、ご自身の予算との比較にお役立てください。
維持費の目安に『駐車場代』は含まれていませんので、必要に応じてこちらのサイトで駐車場代の相場をご確認ください。
目次
大学生の軽自動車の維持費の目安
維持費の目安
20歳以下の大学生 |
維持費の目安
20歳以下の大学生 |
維持費の目安
20歳以下の大学生 |
維持費は車種や年式、燃費性能や年間走行距離等によってかなり上下いたしますが、年間1万km程度の走行を仮定すると、大学生の軽自動車の維持費は20歳以下の方で17,000〜23,000円、21歳以上の方で14,000〜19,000円程度が目安となるでしょう。
大学生の1000ccクラスの車の維持費の目安
維持費の目安
20歳以下の大学生 |
維持費の目安
20歳以下の大学生 |
維持費の目安
20歳以下の大学生 |
維持費は車種や年式、燃費性能や年間走行距離等によってかなり上下いたしますが、年間1万km程度の走行を仮定すると、大学生の1000ccクラスの車の維持費は20歳以下の方で21,000〜24,000円、21歳以上の方で18,000〜21,000円程度が目安となるでしょう。
大学生の1500ccクラスの車の維持費の目安
維持費の目安
20歳以下の大学生 |
維持費の目安
20歳以下の大学生 |
維持費の目安
20歳以下の大学生 |
維持費は車種や年式、燃費性能や年間走行距離等によってかなり上下いたしますが、年間1万km程度の走行を仮定すると、大学生の1500ccクラスの車の維持費は20歳以下の方で21,000〜28,000円、21歳以上の方で18,000〜23,000円程度が目安となるでしょう。
大学生の2000ccクラスの車の維持費の目安
維持費の目安
20歳以下の大学生 |
維持費の目安
20歳以下の大学生 |
維持費の目安
20歳以下の大学生 |
維持費は車種や年式、燃費性能や年間走行距離等によってかなり上下いたしますが、年間1万km程度の走行を仮定すると、大学生の2000ccクラスの車の維持費は20歳以下の方で22,000〜30,000円、21歳以上の方で18,000〜26,000円程度が目安となるでしょう。
《参考》自動車関連税額等早見表
自動車税
車を購入した場合、毎年4月1日時点で自動車を所有している人に対して自動車税が課税されます。
自動車税は軽自動車がもっとも安く、排気量が大きくなるごとに課税額が高くなります。
軽自動車の自動車税
排気量が660cc以下の軽自動車の自動車税はナンバーの違いによって金額が変わり、環境負荷の観点から新車登録後13年を経過した軽自動車や2015年4月以降に販売された軽自動車は自動車税が高くなります。
区分 | 税額(年間) | 13年経過 | 2015年4月以降 |
---|---|---|---|
軽貨物車(4ナンバー) | 4,000円 | 6,000円 | 5,000円 |
軽乗用車(5ナンバー) | 7,200円 | 12,900円 | 10,800円 |
普通乗用車(5ナンバー)の自動車税
普通乗用車の自動車税は排気量の大小によって金額が変わります。
なお2019年10月に実施された自動車税制の改正にともない2019年9月30日以前に新車登録された普通乗用車については旧税額が適用され、新車登録後13年(ディーゼル車については11年)を経過した普通乗用車は環境負荷の観点から自動車税が高くなります。
排気量 | 税額(年間) | 旧税額 | 13年経過 |
---|---|---|---|
1000cc以下 | 25,000円 | 29,500円 | 33,900円 |
1000cc〜1500cc | 30,500円 | 34,500円 | 39,600円 |
1500cc〜2000cc | 36,000円 | 39,500円 | 45,400円 |
2000cc〜2500cc | 43,500円 | 45,000円 | 51,700円 |
2500cc〜3000cc | 50,000円 | 51,000円 | 58,600円 |
3000cc〜3500cc | 57,000円 | 58,000円 | 66,700円 |
3500cc〜4000cc | 65,500円 | 66,500円 | 76,400円 |
4000cc〜4500cc | 75,500円 | 76,500円 | 87,900円 |
4500cc〜6000cc | 87,000円 | 88,000円 | 10,1200円 |
6000cc以上 | 110,000円 | 111,000円 | 127,600円 |
普通貨物車(4ナンバー)の自動車税
普通貨物車の自動車税は最大積載量の大小によって金額が変わり、新車登録後13年(ディーゼル車については11年)を経過した普通貨物車は環境負荷の観点から自動車税が高くなります。
最大積載量 | 税額(年間) | 13年経過 |
---|---|---|
1t以下 | 8,000円 | 8,800円 |
1〜2t | 11,500円 | 12,600円 |
2〜3t | 16,000円 | 17,600円 |
重量税
自動車の重量税は車検時に課税されます。
重量税は自動車の重量の大小によって金額が変わり、車両重量が重いほど課税額が高くなります。
軽自動車や普通自動車(5ナンバー)の重量税は車検時に課税されるため支払いは2年に1回ですが、維持費として分かりやすくするため以下では年間の税額を算出しています。
軽自動車の重量税(年間)
軽自動車の重量税は乗用車(5ナンバー)、貨物車(4ナンバー)共に同額です。
また環境負荷の観点から、エコカーについては重量税が安く、新車登録後13年以上が経過している軽自動車については経過年数に応じて段階的に重量税が高くなります。
エコカー | 右以外 | 13〜18年 | 18年以上 |
---|---|---|---|
2,500円 | 3,300円 | 4,100円 | 4,400円 |
普通乗用車(5ナンバー)の重量税(年間)
普通乗用車の重量税は車両重量の大小によって金額が異なります。
また環境負荷の観点から、エコカーについては重量税が安く、新車登録後13年以上が経過している普通乗用車いついては経過年数に応じて段階的に重量税が高くなります。
車両重量 | エコカー | 右以外 | 13〜18年経過 | 18年以上経過 |
---|---|---|---|---|
0.5t以下 | 2,500円 | 4,100円 | 5,700円 | 6,300円 |
0.5〜1t | 5,000円 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
1〜1.5t | 7,500円 | 12,300円 | 17,100円 | 18,900円 |
1.5〜2t | 10,000円 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
2〜2.5t | 12,500円 | 20,500円 | 28,500円 | 31,500円 |
2.5〜3t | 15,000円 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
普通貨物車(4ナンバー)の重量税(年間)
普通貨物車の重量税は車両重量に最大積載重量を加えた車両総重量の大小によって金額が異なります。
また環境負荷の観点から、エコカーについては重量税が安く、新車登録後13年以上が経過している普通貨物車については経過年数に応じて段階的に重量税が高くなります。
なお、普通貨物車は毎年車検となるため重量税は1年毎に賦課されます。
車両総重量 | エコカー | 右以外 | 13〜18年 | 18年以上 |
---|---|---|---|---|
1t以下 | 2,500円 | 3,300円 | 4,100円 | 4,400円 |
1〜2t | 5,000円 | 6,600円 | 8,200円 | 8,800円 |
2〜2.5t | 7,500円 | 9,900円 | 12,300円 | 13,200円 |
2.5〜3t | 7,500円 | 12,300円 | 17,100円 | 18,900円 |
自賠責(自動車損害賠償責任保険)
自動車損害賠償責任保険は一般に自賠責と呼ばれているもので、自動車損害賠償保障法という法律で事故の被害者を最低限救済することを目的に加入が義務付けられている車の保険です。
自賠責は一般的に車検時に徴収されるため軽自動車や普通乗用車(5ナンバー)の自賠責の支払いは2年に1回となりますが、維持費として分かりやすくするため以下の表では年間の税額を算出しています。
分類 | 自賠責保険料(年間) |
---|---|
軽自動車 | 10,570円 |
普通乗用車(5ナンバー) | 10,775円 |
小型貨物車(4ナンバー) | 15,050円 |
普通貨物車(1ナンバー) | 20,370円 |
自賠責保険の補償対象となるのはあらかじめ上限が決められている対人補償(事故により他人を死傷させてしまった場合の損害)のみであり、任意保険に加入していなければ『補償上限を超える対人補償』や『すべての対物補償(物を壊してしまった場合の損害補償)』を自己で負担しなければいけなくなり、大学生には現実的に不可能です。
統計的に若い年代は事故率が高くなるため大学生の任意保険は比較的高額となってしまいますが、万が一事故を起こしてしまったときに人生を棒に振らないためにも必ず任意保険には加入するようにしておきましょう。